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※ネタバレを含むのでご注意ください。
いまもぉ、びっくりですよ。大恋愛の続きで。老後の面倒まで見てくれるとはなんて優しい(笑)
fanとしては嬉しいところなんですが。養子縁組って、強引っちゃ強引だよねぇ。
老後の面倒は嘘ではないだろうけど、それだけかなー?
まぁ、さみしがりだし家族が欲しいというのもあるんだろうけど。
賭けは多分勝つかどっちも外れるか、なにかしらで流れそう。
でもどっちにしても養子縁組はするんじゃないかなぁ。
遺産を残したりってのはあるだろうけど、
雛子姉ちゃんに行ったら困る何かがあったり?お金以外で。
ていうか、資産の土地が相続されたらそれはそれで結構な迷惑だよね(笑)
いろんな方がおねぇちゃんとこに来たら扱いに困る・・・ような人じゃなくても嬉しくはなかろう。
まぁもちろん遺書にどうするか書くだろうし、弁護士の高安がどうにかするでしょうけども。
養子縁組の理由はなにか他にもあるのかなぁ・・・って、考えすぎ?
全体的になんかいろいろ無理やり感が否めないのは私だけかしら。。
望黒から練がなんぞ野望のためにお金を貯めてるっぽいのはわかってたけど、
・・・確かに大物政治家絡んで動かそうと思ったら大金いるわなぁ。
何かのPC関連の開発費用かと思ってたけど、それだとそんないらないし。
死にたくない理由と金の理由はずっと気になってたので、納得。
でも時々どうでも良くなって自暴自棄になるのね・・・(笑)
誠一と及川はどこまで知ってるんだろ。知らないとは思えない。
練が麻生を餌にヒントを与えて交渉すれば及さんは動いてくれるだろうから情報源の一つだろうなぁ。
関係ないけど、こんなに玲子を絡ませる必要があるのかなぁ?
惚れてたとこまでよしとして、置屋に入れただけじゃダメだったのかしら。
ただ・・・玲子の立場からして自分の浮気相手と元旦那が出来てたって知ったらびっくりですよ。
それも二人して探されても「あら久しぶり」なんて穏やかにはならんでしょ(笑)
うーん、どうにも練にあまり汚れ役をさせたくないようにしか見えなくて、
鬼だ悪魔だ守銭奴だという割にあんまりそれらしいところが実感できるほどの行動がみえない。
噂とか上っ面だけな気がする。はなちゃんシリーズでかろうじてチラ見えしてるけど。
シリーズ通して思ってたけど、練って、どこまでも不運というか、濡れ衣率が高いね(笑)
ちゃんと無実は立証されてるけど、裏で手を引いてたとか言われる割にそんなにかかわってないし。
頭の回転が早くて金も権力もある人に対して、周りが勝手に恐怖心を抱いてるということ・・・?
なんか、読んでたら損な役回りばっかりで、不憫な子にしか見えなくなってきた。
それ相応の報復もしてるでしょうけども、その割には詰めが甘い気が。
そう言う意味では、甘い言葉で自白させて、一生かけさせてくれという割には、
面倒見れきれないくせに、憎みきれない麻生の方がタチが悪い気が(笑)
天然悪魔・・・自覚がないってひどい。ようやく散々指摘されて自覚出てきたけど。
麻生にずいぶん客観的に丁寧に指摘してるあたり、心広いよなぁ、練。
私だったらだまって嫌がらせする。気づくまで。<根性が悪い。
あ、麻生を嫌いなわけじゃないですよ!
何があってもブレないっていうのは頼りになるけど、その分孤独だったりもするわけで。
孤独なこと気づいてなかったのが麻生の可愛いとこだとも思うけど。
個人的には麻生の価値観の方が理解できる気がします。
あと、誠一は練が麻生を好きだったことは見抜いてたからこそ執着してたよねぇ。
嫉妬ややられっぱなしだからといってるけど。
自分(誠一)を見ないことと同時に陥れた相手に惚れてることに気づいてた。
練としては、事実を知ったとして、あの状況で麻生を攻めきれないだろうし。
だからといって恨まずにおれるほど穏やかな日々でもない。
そもそも拾われた時にはそこまで考えられなかっただろうなぁ。
練もある程度自由になって事件についても調べるうちに、麻生が気になった。
で、好奇心で玲子に近づいて、本人が幸せそうなら邪魔するつもりもなかった・・・とかなんとか。
この辺を書いてみたい。
あと私の勝手な見解だけど、どーしても誠一は練のパパにしか見えない(笑)
本当の練パパは「やられたらやり返さない軟弱な子」として相手にしてなかったけど、
誠一は同じことを言うししかも強制させる。でも、出来たことに対してちゃんと褒めて認めてくれる。
練は父親からもらえなかった愛情を見てたように思うのだけど。
愛情はお互い持ってるんだけど、求めてるものが一致してない感じ。
個人的には練が誠一が死んで泣いた理由は、
虐待した親を見捨てられない子供と同じ心境にしか見えなかった。
というか、でないと喪があけないうちに麻生に執着する理由がみあたらんかった。
練自身が「二重底」だといってたから根底に麻生がいたことは違いないわけだし。
誠一はアメとムチで人を陥れるのが常套手段で、そうやってたらしこんで愛人がいっぱい(笑)
この人でなしなところ、私はすごくツボです。
因みに田村が呼び寄せた練が頭が上がらない人は、私の予想だと緑子。
あの流れだと証拠集めと推理能力のある味方が欲しいところだし。
「月神ー」で事件のことを聞き出そうとしたわけだから、事情を知らんわけでもないし。
驚くぐらい緑子の人気低いけどね。
正直なところ、練がなんで緑子に執着して頭が上がらなかったのかはよくわかんない(笑)
「聖母ー」と「ダイアナー」でいうと、練がいいやつ過ぎてびっくりです。
レイプしたことを除けば、恩しか売ってないように思うんですが。。。
それだって、一応慰謝料として緑子の条件飲んだわけだし。
ルナの居所もちゃんと教えてるし、最後は火事ん中助けてるし。
恋人寝取られて、勘違いで乗り込まれてカッターで切られて、
レイプの慰謝料払ったのに鬼だ悪魔だと緑子から恨まれてる割には、
練は恨むでもなく助けてるから何をそんな気に入ったのか不思議でならない。
あの3部作は、どの男からも緑子が魅力的にみえてたようだけど、
私には魅力がさっぱりわからなかった。美人という割にそんなかんじが全然しなかった。
関係ないけど、ダイアナで静香が望黒の事件について真相を知らなさすぎやしませんか。
「あんたあの場におったやん!」とつっこんだ・・・。
でもよく考えると、私は望黒>聖母>ダイアナの順で読んだけど、発行順だと事件の真相出てない。
つまりあの時点では望黒の詳細が決まってなかった。。。ということでしょうね。
シリーズ全体になっちゃったけど、私的な考察。あくまで個人的な見解でした。
うちの職場、読書家が結構いて、読んでるものはそれぞれ違うようですが結構貸し借りが流行ってる。
んだけど、今のところ貸出はしてません(笑)人を選ぶかなと思って(^^;
隣の貴腐人は読んでくださると思うんだけど。
そんなわけで「この小説はすごかった!」という、おすすめ小説トークを後ろのおねぇさんとした結果、東野圭吾の「変身」が衝撃的だったのと、「どちらかが彼女を殺した」の犯人がわからなかった。
と言うので、読みたくなって本屋さんへ。<単純
見つからなかった(笑)ジュンク堂2店舗とか回ったのになかった。
結局駅にある小さい本屋さんで見つけたんだけど、その時に上の「公式ガイド」を一緒に見つけたんですよ。
わたし、小説を読むのが苦手なんです(笑)正直、トリックとかおもしろいところを誰かがかいつまんで解説してくれたらそれで満足。どちらかというと、そう言うトリックを考える人の思考とか人となりが気になる。
人と接したりするときに、何を観察して人間性とトリックとその心理を考えるのかなーとか。
で、この公式ガイド、東野さんがそれぞれの解説をつけてくれてるので、それを読んで面白そうだと思ったものを読もうかと。
で、今ricoシリーズを読んでる。のだけど。。うーん、確かに多くの方がいうように、
主人公気に入らねぇ(笑)
というか、気に入る気に入らないまでいかない。
「腑に落ちない」というか矛盾を感じる。キャラとしてちょっと成立してない気がする。
私は魅力的であえれば主人公は男でも女でも読むけど、この主人公にものすごく矛盾を感じる。
未婚ならビッチだろうがバイであろうが、自分で自覚して責任もって割り切ってりゃそれでいいと思う。
でも、子供が出来ても同じところに違和感がある。
正義を振りかざして、旦那(になるだろう男)もできて、幸せ家族を夢見てる割には、そこに誠実さが感じられない。子供がいないのでわからんけども、子供に対して誠実であろうと母ならおもうんじゃなかろうかと。成り行き上でもほかの男と寝たあとに子供を前にして罪悪感微塵もなし、とはならんように思う。
そこを潔く割り切ったのであれば、その描写は必要だと思う。
というか、そのあたりが書かれていれば少なくともこの主人公、ここまで嫌われなかったんじゃね?って思うんだけど(笑)
キャラとそのつながりをベースで考えると、麻生と練の関係性は最初から作ってなかったらシリーズ2であの話にならない。それに対してRIKOの周りの関係性は彼女を中心にしているだけでほかの人物との関連性は薄いし事件に対して絡ませてるだけ。でもって、誰も彼女に本気で惚れないんだよね。
「聖なる黒夜」の方が、緑子より遥かに感情面の描写がくわしいくて読みやすい。
緑子の感情面が薄いというか、作者が具体的なキャラ設定を作り上げれていないような気がする。
なので読んでて、話や事件解決にいいように使われてる感が否めない。
及川も田村も明確なキャラ設定が出来てるあたり、やっぱり緑子は薄いんじゃないかなー。
「聖なる黒夜」を書くにはBL枠でもなければ、あの当時ではちょっと難しい。
RIKOの「未婚の母」であったり「男社会で生きていく図」を題材に入口を作ってなおかつ、シリーズ2に麻生と練が出てるあたり、もとから4部作構成にしか思えなかった。
題材がジェンダーだったり男性のレイプだったりするあたりも下地作りな気がする。
「聖なる黒夜」はすごく完成度が高い。ずっと温めてた感がみえるんだけど(^^;
冤罪というテーマに対して、復讐以外に恋愛感情が絡むあたりが面白いし。
これ、男女じゃ成り立たんよね。女は多分惚れてたとしても、陥れた相手に恋愛感情は持ち続けない。
そして割り切りも早いので過去との踏ん切りもついてるから、再開しても復讐心は蘇っても好きにならないんじゃないかな。仮に好きだったら責任とって結婚の選択肢がなくもないし。
個人的には、及川と恋愛関係はなくても良かった気がする。お前もか!って突っ込んじゃった。
でもって練が麻生に惚れてるからこその話だけど、それだけの魅力がないと麻生も惚れないわけで。
練のキャラ設定は絶妙。末っ子気質が良くも悪くもいい味をだしてる。
及川とか誠一タイプは嗜虐心がそそられるし、麻生はあんなわかりやすい拗ね方されてそれを可愛いと思ったら最後、見捨てられんだろうし。だけど拾いもしない。
麻生自身、手に余るから飼い慣らせないんだね。時々なつくから可愛がれるだけで。
本人の残虐性は多分もともとあって、表に出なかっただけ、という気がする。因みに、パクられなければ地味な研究者だったんじゃないかな。パソコンさえあれば幸せ的なオタク。あのお父様とお兄様がいたんじゃ、帝王気質は出せなさそうだし。
せいぜい付き合った相手とか2丁目ぐらいでしか発揮されなかった気がする。
麻生の設定も素敵。「この甲斐性なし!」と罵りたい(笑)
ただ、少なくとも彼はその「残念な男」的なところが味であって人間らしさなんだけど、自分がどんなひどい人間かわかってないのもいい。
おかげで振り回されてる練は、イライラしつつも惚れた弱みで一人で深みにはまってて面白いです。
及川も一緒。で、玲子は潔い女子なので見切りをつけて出て行っちゃた(笑)
なんか男たらしだなー、麻生(笑)
面白いBLないかな、と思って探していたらプレビューでおすすめされていて読んだもの。
BLの部類ではないですが、面白かったです。個人的にはBLにしか見えませんでしたが(笑)
長いだけにややこしいというか、過去の回想を思い出すのにちょっと大変でした(笑)
シリーズもの?のようで登場人物はほか作品でも出ているようです。
魅力なのは 麻生と練 の会話。
この二人を恋愛関係に持っていくのはなかなか面白かったです(笑)
普通ならないもの。冤罪で逮捕した刑事とそれによって狂わされてヤクザの男妾なんて。
BL的にヤクザとデカはよくできてるけど、普通この設定だと怨恨しかないものね。
どこかで読んだところ、この話は推理小説ではなく恋愛小説のつもりでかいてらっしゃったそうですが。
及川と麻生さんの会話もなかなか。暴君及川、口は悪いけどギリギリ悪人でもないあたりが好きです。絡まれるとものすごくめんどくさそうですけど、基本的に麻生以外にはタチの悪いからみ方はしないでしょうし(笑)そのへんも面白かったです。
もともと小説や本を読むこと自体は、実はさほど好きでもないのではまらないかなぁと思ったんだけど。
長い割にはすごく読みやすかったです。キャラがしっかりしてるのと会話で話が進むからでしょうかね。
どうせ読むなら面白い描写や表現が欲しい。逆に面白ければなんでもいいので、恋愛小説でもただの日常ドタバタでもミステリーでもBLでも気に入れば読みます。表現とか描写が上手ければストーリーがあんまりなくてもいい(笑)
この話は個人的にツボにはまるほどの表現はあまりなかったのだけど、キャラがどれも魅力的なので読み応えはありました。
推理小説だからかもしれませんが、あまりキャラの思考について書かれないので、会話から推測するといういみでキャラの人物像を読み手が想像できる余地があるのが味だと思います。
でも同じ話を漫画でうまくまとめられてるなら漫画でもいい(笑)
この話を漫画にするならヨネダコウさんで読みたいなぁ。
聖なる黒夜